kussy's シネマ惹句 cinema-jack
【惹句】じゃっ‐く【惹句】ジヤク‥
(キャッチ‐フレーズの訳語) 宣伝・広告などで人を引きつける文句。 広辞苑より

【ポセイドン 】 【その瞬間、運命もさかさまに転覆し始める】
 今回は、先行公開中の話題作、「ポセイドン」からです。
ポセイドン号が大津波によって転覆するという、もう誰もが知っているストーリーを現代風に大がかりなVFXによって再現された大作です。
豪華客船が転覆するのと、
運命を掛けた、もっとも分かりやすいコピーですね。

 ところが、この大がかりな大作にもかかわらず、監督の名前の紹介が「パーフェクト・ストーム」「トロイ」の監督最新作と紹介されています。今回の監督は言わずと知れたウルフガング・ペーターゼンという、今までにも前述の作品以外にも「Uボート」や「ネバーエンディング・ストーリー」「エアフォース・ワン」などの大作・優秀作を数多く手がけた監督なんですが、名前が覚えにくいのか、はたまた宣伝部がその名前に重きを置いていないのか、2種出たのにどちらも同じような文言が書かれていました。ま、スピルバーグやジョージ・ルーカス、あるいはヒッチコックといった、監督の名前で客を呼べる人は希少ですが、でもねー、これだけ活躍してるんだからもう少し何かあるんじゃないのー?とツッコミを入れたくなってしまいます。勿論、「〜を創った監督」と書けば(前作がヒットした作品であれば)、観客も安心して観に来てくれる筈だという論理もまた通用します。
我々のような映画ファンとしては、監督の名前を入れてもらったほうが何となく安心するんですがねェー。

 ところが、一度アカデミー賞を取ってしまったが為に、監督の名前より受賞作品しか載せてもらえなかった監督も存在します。下記に表示してある「ロード・トゥ・パーディション」の監督、サム・メンデスです。「アメリカン・ビューティー」で作品賞を受賞したけれど、それ以降これといった作品を手がけておらず、満を持して発表したのが、この作品です。これらも2種配布されましたが、両方に「アメリカン・ビューティーの監督作品」と表記されていました。監督の威厳台無しです(;>_<;)。
ただし、コピーは最高にカッコイイ惹句です。↓

【ロード・トゥ・パーディション】
父親は皆、息子にとって英雄となる


よく似たコピーも載せてみました。
【世界で一番パパが好き!】
『すべての女の子の最初の恋人はパパですー』


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